7時02分、起床。うーん、今日も秋らしいナイスな天気だ。
BGMはボブ・ディランの久々の新譜『モダン・タイムズ』。
相変わらず風に吹かれて、いい感じだぜ~。
7時40分、娘のテルノ(9歳になりました!)が学校へ。
「パーティの写真、みんなにあげるんだよ」
「うん。あたしお礼の手紙も書いたよ」
「そっか。みんなに『また遊びにおいで』って伝えてな」
「オッケー。行ってきま~す♪」。
先週土曜の娘の誕生日には、わが家にクラスメート6名がお祝いに駆けつけてくれて、小3女子7名+ヒロシ+ボクで盛り上がったのだ。
カミさんが仕事でいなかったので、ランチはボクが手巻き寿司を用意して一緒に食べたり、その後は、田中パパが作った『お化けかるた』で遊んだり、バースデーケーキを囲んでボクがギターを弾き、「Happy Birthday TERUNO♪」を唄ったりして…娘もずっと笑顔だったし、愉しかったなぁ(^^
8時15分、ヒロシ(6歳)と保育園へ。天気も良く気持ちいいのでチャリではなく、歩いていくことにする。
「パパ、キノウ ノ ツリ オモシロカッタネー!!」。昨日は家族でイモ掘り&Fishing@藤野町に出かけたのだ。
「ああ。ヒロシ、ニジマスたくさん釣ってたな」
「スグ ヤイテ タベテ オイシカッタネ!」
「また釣り行こうな」
「うん!!\(^O^)/」
ヒロシとこんな風に話しながら、この登園路を往くのもあと半年だなぁ(T_T)
8時36分、保育園着。
ヒロシはタオルをセット後、すぐさまKくんらとじゃれて遊び始める。
月曜なのでシーツかけのため、僕はホールへ。
「おはようございまーす」。何人かの親たちがシーツかけ中。ボクもヒロシの布団を探して、いそいそとかけ始める。「まずは四隅を入れて、と」…ああ、このシーツかけももうすぐ終わるんだなぁと思うと、ちと寂しい(T_T)。(またかよ)
「おはようございます!」。同じ太陽組のNちゃんパパがシーツ片手に現れる。
彼とは、先日のクラス旅行で酒飲みながらいろいろ話したので仲よし。
「小学校どこ行くんですか?」など、シーツをかけながら談笑。お、彼もシーツかけ、いつの間にかうまくなってるなぁ。
8時54分、担任の保育士さんと寸時会話後、保育園を後にする。
「ヒロシ、バイバイ。いっぱい遊べよ~」
「うん、パパもねー♪」
8時56分、エリック・クラプトンの「Change The World♪」を聴きながら、
駅までの道中に想う。
「そうだよなー、オレも今週で44歳。もっと遊ばなくちゃだな」
そして決めた!
「やっぱり、やろう!パパ's保育園プロジェクト」
えー、突然ですが、そういうことなんです。
決めました。だから書いてます。
えっと、このプロジェクト、絵本を持って保育園を中心に巡回する、というわけではありません。
ボクらで、「保育園を創って運営しちゃおう」っていうプロジェクトなんです。
実は、以前から田中パパや金柿パパとは酒飲みながら、
「いつかボクらで保育園やりたいね」なんて、夢を語り合ってました。
絵本プロジェクトはボクらが全国各地に出向く「出張」だけど、今度は「拠点」(磁場)を創って、そこで子ども達やそのおとうさんたち(一芸パパ)を引きずり込んで、一緒に遊んだり、食べたり、飲んだり、唄ったり、考えたり、発信したりしながら、「パパも子どもも成長していける」、そんなアゴラ(広場)のような保育園を創りたいと。
「50過ぎたら、やろうか」と、田中パパとは話してたんだけど、ボク的には「いまこそ必要なんじゃないか」と最近虫が騒いでるのです。
というのも最近、「子育てしたい」「絵本も読みたい」という若い世代のパパが増えてきている傾向があって、それはそれで結構なんだけど、よく視ていると、自分の思い(=家族のニーズ)vs仕事(カイシャの事情)状態で「両立」に苦しんでるパパがいたり、一方で子育て中のパパたちが「母親化」したり、なんか「マジメ過ぎ」ていて、傍からみていてちっとも愉しそうじゃない(お話し会でも笑わないパパいるしね)。
またこのブログで田中パパも書いてるけど、いま子育て中の親のマインドに「良い子に育てるという脅迫感みたいなもの」が蔓延していて、それがママに限らず、本来は大らかさをもってクッションの役割を果たす父親までを「教育パパ」に仕立てあげ、子どもたちに相当なプレッシャーをかけちゃってる感じがして、えらく気になるんだよねー。
あと個人的にも、二人の子どもを育てながら見えてきた社会(子育てしづらい環境、しづらくしてしまっている私たち)や、絵本プロジェクトでやってきた3年間の活動、保育園での父母会長、いまやっている学童クラブ会長の活動、あるいは、こうしたシンポジウムで出会う、「何か」に迷って主体的になれない父親たちを観るにつけ、「おとうさんほど地球上で素敵な仕事はないのに、なんでもっとパパを楽しまないんだろう?コミットすれば自分の世界も変わるのに」、と強く感じていたんだ。
そこで、パパ's保育園プロジェクトの出番だと思った。
そんな、「父親であることをもっと楽しみたいパパ」、「ちょっと肩に力が入りすぎちゃってるパパ」、「まだ子育ての面白さに気づいていないお父さん」たちが、いろんな意味で解放されて、愉しみながらその「やる気」や「才能」を発揮できる場になったり、クールだけどホットな仲間づくりが出来るソウルフルなコミュニティ(旧来の「おやじの会」とはちょっと違うセンス)が、できないものかとずっと考えてきたんだ。
じゃあ、まだボクの私案だけど、具体的に述べてみよう。
まずコンセプトは、ひとことで言うと…
「子育て2.0の世界で、子どもも父親も育つ保育園」
モデルはフランスにあるクレーシュ・パランタール(親の自主管理保育所)のような、これまでにないオープンリソース型保育園(保育園版リナックス)。それもできれば父親が主体となる「おとうさんによる自主ビルドモデル保育園」。子ども&親にとってベストな保育環境を、父親たちが自らで立案し運営していくという、これまでにない保育園だ。
従来の公立や私立の保育園(幼稚園)は、サービス提供側(自治体・事業者)が内容を提示→親が選択して料金を払い子どもを預けていたモデルだが、この保育園は違う。
保育の基本サービス(安全で快適な場所の確保、保育士や栄養士の採用・配置など)は園側で提供するけど、具体的な運営ルールはもちろん、園舎のデザインや建材選び、園庭の構成、食器・食材の選択、遊具・絵本のセレクト、遠足の行き先、イベントのプログラム(バンド合戦やるぜ)等は、園まかせにせず入園した子の父親たち中心になって議論・検討を重ね、自分たちで企画・立案・実践していくというもの(無論、ママたちの知恵出し・協働もウェルカムです)。
また(ココがミソだけど)、特徴的な運営ルールのひとつとして、
父親は送迎だけでなく、「週のうち半日(最低6時間)を園の仕事に費やさなければならない」という縛りルールをかけよう、と思ってます。
あそび、絵本読み、寝かしつけ、掃除、洗濯、布団干し、料理、食器洗い、草むしりなど、なんでもいいから子どもたちのために園で平日働からなくてはならないのです。
※早番7:00-13:00、遅番13:00-19:00の当番制
どうですか?
家庭でも地域でも、これまで断片的にしか子育てにコミットして来なかったパパたちが、そんな風に長時間、子どたちと時間を共にすることで、たぶんそこから見えてくるものはたくさんあって、いろんなことに気づいたり教えられて、「父親としての自信」が増し、人間的にも成長していくんじゃないか、と思うんだよね。またいろいろな育児・家事スキルの体得は、家庭や地域活動にも応用でき役立つだろうしね。ダメダメパパのボクとしてはあまり偉そうなことは言えませんが(^^;
「面白い。やりたい。でもやりたいけど、そんなこと会社が許してくれるはずがない…」。
たぶんこのように必ず起こることなんだけどと、ある前向きパパがそう言うなら、保育園パパ全員でその企業に「団交」に行こうと考えてます。
簡単じゃないだろうけどね、でも今回はそこが大事。だって企業もそれくらいの揺さぶりかけないと何も変わらない。最近言われだした「ワークライフバランス」だって、ただのお題目で終わっちゃうからね。そこはロック的戦術で突破したいと思ってる。勝算はあるよ(^^v
さらにさらに(ここもミソ!)、重要な役割として、
園に集う父親は自分の子どもだけを愛するのでなく、園に集まるすべてのキッズたちの「育ての親」としてコミットして欲しいんだ。遊びや学び、日常の世話はもちろんだけど、ネガティブなテーマ、つまり園や家庭で起こるであろう、さまざまな「個人的問題」にも、皆でそれ受け止め、考え、協働し、問題解決していくこと。その目的もしっかり据えたいんだ。シングル家庭や外国人ファミリーへのヘルプもそうだね。
思うに、こうした家庭だけではできない貴重な体験こそが父親たちの、「社会的な父親力」(従来の『家父長的父権』とは一線を画すもの)を呼び覚まし、それによっておとうさん本人が、子どもにも、家族にも、地域にも、未来にも優しい眼差しを持てるようになり、カイシャに隷属されるシゴトひと筋人生ではない、他者との共生を前提とした自分の生き方・働き方の見直しと実践に繋がるはずだ。
そして、そんな主体的でカッコイイ生き方のパパが増殖→マジョリティ化されていけば、おのず「家族の再生」や「地域の復活」に繋がり、「少子化の歯止め」、「虐待・いじめの減少」にも好影響が出るくるのではないか、とボクは考えてるし、そうなればいいとマジで思ってるんだ。
ああ!なんかマジメっぽくなっちゃったけど、
要はこれまでにない「ロックな保育園」(イケてない父親やツマラナイ社会を揺さぶる保育園)を創って、世のママやキッズたちの笑顔を取り戻したい、ということ。
とりあえず以上です。
まだ名称も、場所も、開園時期も、何も決まってないけど、これからパパ'sの3人でよく話し合い、これまでに出会ったロックな同志たちに呼びかけ&巻き込んで、愉快で痛快なパパ’s保育園を、創りあげていくつもり。
ああ、そんなのが出来たら、ビール美味いだろうなぁ('-'*)
そう先日、以前ボクらパパ’sを社内研修で呼んでくれた某企業に勤めるママさんに、
この話をしたらこんなメールをもらいました。勇気百倍っす!
> 保育園で見かけるお父さんたちを見ると、
> せっかくいろんなノウハウを持っている人たちなのに、
> たんなる「送迎役」しか割り当てられていなくて
> もったいないな~と感じています。
> 企業や行政主導でない、当事者パパの視点からすべてを作ったら
> 大変だけど、とても素敵な保育所ができるのではないでしょうか。
> 楽しみですね。
22時22分、風呂上がりのテルノと、ソファーで寛ぎタイム。
「パパさ、こんなの書いたんだけどさ」。娘に保育園プロジェクトの「計画書」を見せる。
「へー、パパ。なんか最近、夜遅くまでパソコンの前にいると思ってたら、こんなもの作ってたんだネ」
「うん、パパたちさ、こんど保育園を創ろうと考えてるんだよ」
「ふーん。どんな保育園なの?・…フムフム。へー、面白そうじゃない。パパの夢なんだネ。うん、田中パパや金柿パパとなら、きっとできるよ」
「そっかなー(^ー^)v」
BGMは、ビートルズの「Across the Universe」。
うーん、今夜の一杯は、なんか美味いゾ。
※パパ’s保育園プロジェクトの進捗については、この場でときどき紹介していきます。